“愛着”のもてるまちづくり、にむけて

とにもかくにも経済が右肩上がりに成長し続けてきた間は、“消費”が生活行動の中心だった。
そして現在はといえば、右肩上がりの傾きにあったグラフが、横這いに描かれるような成熟した経済期の門口にあって、“消費”はかつてのような経済を動かすほどの活力をもてなくなった。
このような時代において、私たちの生活行動は、いったい何処へ向けられていくのだろうか。

個人的な想いを言えば、それは“愛着”に向けられていくのではないだろうか。
実際に、物を慎重に選び購入する、という購買スタイルの兆しは既にあって、地の物にこだわるとか、デザインの優れたものや使い勝手で選ぶとか、行きつけのカフェでお茶をするとか、こうした購買スタイルは、“愛着”の表れだと思うのです。
「私にとって、これは必要」とか「これがなくなっては困る」といった感情が働くなら、それは間違いなく“愛着”だといえます。
きっとこうした感情は、まちづくりにも広げていけるでしょう。
その支えとなる1つは、やっぱり“歴史”でしょうか。


“歴史”が“愛着”の支えとなる。


我ながら良いですね。

“愛着”から生じる、「私にとって、これは必要」とか「これがなくなっては困る」といった、応援していますよ!投資によって、地域内での、いや地域相互に手を取り合い、小さな経済を動かしていくことが、これからは必要だと思うようになりました。


過去のブログ<『働き方革命』から、“この町への愛着”へ>:
http://d.hatena.ne.jp/mach-i-naka/20100724/1279955094