文化財について

文化財とは、指定されて、「初めて価値がでる」また「大切にされる」というものではありません。

指定されることで、公けに知名度が上がる、というくらいのものです。

「どんな建造物も、指定されるまでは、指定されていない」のであって、

「指定されたものは大切だが、指定されていないものは大切ではない」というのは、誤解です。

みんなが「大切に思うもの」こそ、「価値のあるもの」であって、それこそが文化財なのです。

ということを、恩師に教わりました。


古河市の鍛治町通りに建つ見世蔵、店先の敷石、郵便ポスト、松の木、どれも大切